夏の最後に見たカブトムシ

・日本~中国~インドと旅行中のサーラ達、英語の話せるスタッフ・智恵ちゃんが対応に大活躍
伊豆 デンマーク バックパッカー

2011年9月6日(火)

夜はめっきり涼しく秋の虫が鳴きだしてる伊豆高原です。
今年の夏も色々な事が目まぐるしく起こったな~と振り返ってます。

関東~東海有数の行楽地である伊豆高原は、
7~8月中は、通常の3~4倍ほどの人出で混み合います。

普段はお客様もまばらで1日に10~30名ほどが訪れるくらいの教室であるほけきょ庵ですが、
この時ばかりは首都圏のターミナル駅の居酒屋のゴールデンタイムよろしく。
目が回るほど混み合います。

夏休み前半は息切れすることなく余裕もあります。
しかしこれが8月も中盤になると、休日返上で働くこともあり皆動きが鈍くなり。
全てにおいてレスポンスが下がって行きます。

「何これ?こんなに混み合うの?聞いてないよ~」
「駐車場~?どこ?あっち~?迷っちゃったよ!プンプン!」

などなど。

仕事後は動けなくなるほどスタッフみな全力を尽くして事に当たる訳ですが、
満足頂けないお客様も出てくるわけで反省すること仕切り。

来年にはそういった事が極力おきない様、
入場制限を設けるなどシステム自体を見直すこと。
サービスの向上を目指す事。
しっかり検討して行きたいと思います。


・2年前の冬に遊びに来てくれた時の海音ちゃん
金子海音

反省することも沢山ありましたが嬉しい事も沢山あった夏でした。

ミュージカルや映画やドラマで活躍する「金子海音」ちゃんがまた遊びに来てくれました。
2年まえの写真と見比べても背が伸びて大きくなっているのが一目でわかります。

金子海音ちゃんの公式ブログ

お母さんと二人三脚の海音ちゃんが、今秋上映の映画「日輪の遺産」で活躍しているとのお話。
月に最低でも10本はウッドデッキのモニターで映画を見るほど映画好きの揃ったほけきょ庵。

スタッフ総出で映画を見に行くなどのレクレーションも3ヶ月に1回ペースで行ってますから。
近いうちにスタッフみな連れ立って海音ちゃんの晴れ姿を映画館に観に行こうと思います。


・映画「日輪の遺産」に出演中の金子海音ちゃん
金子海音 日輪の遺産


個人的に思い出深い出来事も起こりました。
中学生時代の同級生がパパになっていて
(私も39歳なのだから当然なのですが)
息子と家族と連れだって遊びに来てくれました。

行楽地特有の混雑が少し落ち着いてきた8月後半のある日。
駐車場の整理係りをしつつ、芝生を植えてたら、道に大きな車が止まり。

「○○ですが憶えてますか?」と一言。

咄嗟の事に反応できずに、

「えっと・・・え~~っと・・・」と必死に思い出そうと悩みます。

そんな時、接客にこなれたスナックのママなどでしたら、
憶えてなくとも「あらっ!○○さんね。お元気でしたか」などと旧来の友人のように接すところでしょう。
私もやってやれないことは無いのですが、あんまり巧くないのでやりません(笑)

そんな時は正直に、「えっとスンません。ほけきょ庵も年間6000人超のお客様がいらっしゃりますので、
何度もリピートして遊びに来て頂いてるですとか、よほどの事が無いと。
お客様1人1人の顔を覚えていることは稀なんです(汗)」

と告げるのですが、頭の片隅に・・わずかなシコリが残ります。


・家族で遊びに来てくれた中学生時代の同級生
同級生

たしかに・・・何となく・・・。

記憶の片隅にある「顔」・・・なのです。

頭の中のデーターベースにアクセスし。

思い出そう思い出そうとしていると、


「同級生だった○○です」とポンと一言。


ん~~~。。ん?あっ!あああっ(笑顔)。

ジワジワと記憶の彼方の中学生当時の「顔」と今の「顔」が符号しました。

「ああ!!○○ちゃんだね?!」

「老けたね~すっかりオジサンじゃないの」と。
息子連れの彼に向かって言い放ちましたが、

一緒に撮った記念写真を見ると私も十分オッサンでした(笑)

中学校の卒業文集には、

「街角で見かけたら声くらいかけてくれよな。したらお茶くらいおごるからさ。そのかわり飯おごれよな」

と書いた私でしたが。

体験後には、嬉しさのあまり逆に飯をおごっちゃいました。

またこっち来た時には寄ってくれると嬉しいなあ。


・夏の間頑張ったスタッフと共に焼肉慰労パーティー
マーボ・志村君・光絵さん・智恵ちゃん。ありがとう。お疲れさまでした。
伊豆高原 焼肉 かだん

今年の夏のMVPは新スタッフの智恵ちゃんでしょうか。
当初は、常時3人プラスヘルパー1人の体制で頑張ろうと夏の準備を進めました。
スタッフの募集はそれ以上かけていなかったのです。

そんな中届いた突然の一通の封筒。しかも送り主は女性の名。

「なんだこれ?ラブレターかな?」と
女房であるマーボの視線を気にしつつ封を開けて見ると

履歴書と陶芸作品のポートフォリオが入ってました。

内心ちょっと、ホッとしつつ。←微妙な男心って奴です。

話だけでも聞いてみようと電話をしてみると、切々と「陶芸に関わる仕事がしたい」と。
彼女の熱心さが伝わってきました。

しかしほけきょ庵も、もう一人雇用するだけの経営的体力が・・・あるのかというととても微妙。

夏は100名近いお客様でにぎわい猫の手も借りたいほどなのですが、
秋~冬とうつろうにつけ、人手が極端に余り始めます。

観光地と言うのは大概の施設が季節労働者を雇いバランスを保つのであり
通年で人を雇うのは困難な状況に直面するのです。

非常にデリケートな決断だったのですが、
彼女の情熱を汲み取り働いてもらう事にしました。

電話の3日後には、広島から新幹線でやってきて新生活がスタート。
知らない土地で知らない人の中やったことのない仕事。

しかもイキナリの繁忙期です。

田舎といえど7~8月の伊豆高原は、
言葉は悪いですが「芋洗い状態」になります。

彼女のチャレンジは並大抵ではなかったろうと思います。

彼女が居なかったら、今年の夏のほけきょ庵は・・・。
想像しただけでも恐ろしいです。

まさに勝利の女神です。
私の経営者としてのキャリアの浅さを智恵ちゃんが救ったのです。


・夏の終わりに見た立派な立派な赤いカブトムシ
伊豆 伊豆高原 カブトムシ

高校球児における「夏の甲子園」的日々が終わりましたが。

10月に個展のある志村岳哉をはじめ。
私自身も9月15日から始まる展覧会の最終追い込み中です。

マーボこと武山まゆみも来年の冬には初の個展を開催するので、
かつて無いプレッシャーの中、教室業務を全うしてます。

スタッフそれぞれが、もう一回り大きくなろうと、
静かに、心の内に、想いを秘めつつ、チーム戦と個人プレーを戦います。

カブトムシは地中に居る期間が長ければ長いほど
地上に出たとき大きな成虫になるという話です。

夏の最後に見たカブトムシ。
赤く猛々しく、美しく。

他のカブトムシより地上に出てくるのが遅れた分なのか。
今年の夏見た中では最大の大きさ。

なんだかとても印象的でした。


文章※武山よしてつ